斎藤三郎（さいとう さぶろう、1917年5月10日 1996年3月17日）は、昭和から平成にかけて活躍した日本の洋画家で、特にスペインの情熱的な風景や人物を描いた作品で知られています。

略歴と経歴
1917年：埼玉県熊谷市に生まれる。
1937年：内務省に勤務しながら、東京物理学校（現・東京理科大学）で学ぶ。
1940年：東京物理学校を中退し、出征。
戦地で画家になることを決意し、多数のデッサンを描く。
1946年：第31回二科展に初入選。
1948年：第33回二科展にて「敗戦の自画像」が特待賞受賞。
1950年：第35回二科展で「信仰の女」が二科賞受賞。
1954年：二科会会員に推挙される。
1961年：第46回二科展でパリ賞を受賞。
1972年：第57回二科展で内閣総理大臣賞を受賞。
埼玉県文化賞も受賞し、二科会委員となる。
1974年以降：スペインを中心に取材旅行を重ね、フラメンコダンサーやスペインの風景を題材とした作品を多く制作。
1990年：勲四等瑞宝章を受章。

作風と代表作
斎藤三郎の作品は、スペインの情熱的な風景やフラメンコダンサーを描いたものが多く、流麗な筆致と独自の色彩で高い評価を受けています。
代表作には以下のようなものがあります： 「セビリアの娘達」 「イザベル」 「踊り小屋」 「少女シルビヤの春」

額寸法★約79×67
作品寸法★約59×49


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